2020/1/18 竹竿作り
1月19日に東市場で行われた竹竿作りを見学させていただきました。
この竹竿は、花みこしに使うものです。竹竿に和紙の花をつけて「しない」になります。
この日は午前9時ごろに作業が始まりました。
とてもいい天気で、少し暖かく感じるほど・・・。
前回の花染めの日はとても寒かったので、暖かくてよかったです!
倉庫から次々に竹が運び出され、作業場に運ばれていきます。
長さを測って、竹を切りそろえていきます。
予定では、1本の竹から、15本の竹竿ができるようです。
長さを調節し終わった竹は、道具を使って縦4つに割ります。
ここの作業で使われている道具は、竹割器という竹を割るための道具。
輪っかの中には十字に刃が付いていて、左右に手持ち部分が付いています。
刃を竹の根元にあててハンマーでたたき、竹に竹割器がめり込んだら、2人がかりで一気に先端まで引いていきます。
竹は綺麗に4つに割れていました!
四つに割った竹は、次の加工がしやすいように鉈で節を削いでいきます。
次は、竹を細く切る作業です。
電動糸鋸を使って慎重に、しかし手際よく竹を切っていきます。
先ほどの四つに割った竹の一つから、5~6本ほどの細い竹を切ることができるようです。
細く切られた竹は、前の工程でもやったように節を鉈で削ぎます。
次は、この機械を使って竹の節を削り、凸凹を無くします。
竹を機械に差し込んで、反対側から引っ張るのですが、この作業がとっても大変そう!
なかなかうまく竹が通っていかないときは、男性数人がかりで反対から引っ張ります。
そして、すごい音と、すごい竹の粉!
右の写真からも、飛び散る竹の粉の様子がわかると思います。
節を機械で削られた竹です。
節のところが削られて平らになっていますね!
次は、この四角い箱のような機械に竹を通していきます。
この作業では、竹の表面をやすりで削ります。
この箱の中がどうなっているかというと・・・
こんな風になっています!
よく見るとブラシにやすりがついているのがわかります。
電源を入れると、やすり付きブラシがくるくる回って真ん中を通る竹の表面をやすり掛けする仕組みです。
機械に一回通すだけではOKが出ることは少なく・・・、何度も機械に通して納得いくまでやすりがけをしていました。
やすり掛けされた竹竿は外に運び出されて、いよいよ最後の工程へ。
竹竿の片端を削って細くしていきます。
こんなにたくさん竹竿ができました。
朝から始まった作業は、午後1時頃に終わりました。お疲れさまでした!
つぎにこの竹竿が登場するのは、和紙の花を竹に巻き付ける「花巻き」の作業の時です。
↓一連の作業動画です。※音量注意!