1. 授業科目資料

国語教育コース

シラバス

 
科目名 日本文学概論
開講学年・学期 1年前期
担当者 鈴木 泰恵
授業の到達目標及びテーマ 日本文学とは何かについて、その長い歴史を見通しながら考えていく。とりわけ古典文学の位置づけを明確にしながら、近代文学の特質をもとらえていく。
  授業の予習2時間 授業の復習1時間
  予習:あらかじめテキストを読み、注目される箇所に目印をつけておく。
  復習:自身が注目した点を、論理的にまとめる。
授業概要

三島由紀夫『日本文学小史』が示す「日本文学」と「日本文化」との関係を読みとりながら、それに対する共感あるいは批判を通じて、各自が「日本文学」というもののありようを明確にしていけるようにする。

シラバスの到達目標 日本文学とはどういうものなのかを理解する。それとともに、さまざまな側面を見せつつ、一筋に繋がっている日本文学の流れを把握する。
授業計画 1  方針および方法について
2  『日本文学小史』「第一章 方法論」を読む
3  『日本文学小史』「方法論」から広がる問題
4  『日本文学小史』「第二章 古事記」を読む
5  『日本文学小史』「古事記」から広がる問題
6  『日本文学小史』「第三章 万葉集」を読む
7  『日本文学小史』「万葉集」から広がる問題
8  『日本文学小史』「第四章 懐風藻」を読む
9  『日本文学小史』「懐風藻」から広がる問題
10 『日本文学小史』「第五章 古今和歌集」を読む
11 『日本文学小史』「古今和歌集」から広がる問題
12 近代短歌革新運動とは何か
13 『日本文学小史』「第六章 源氏物語」を読む
14 『日本文学小史』「源氏物語」から広がる問題
15 日本文学:古典と近代を繋ぐ糸
テキスト 三島由紀夫『小説家の休暇』(必ず新潮文庫)
参考書 『岩波講座日本文学史』(全16巻)
試験及び方法 レポート作成
学生に関する評価 期末レポート
各講義における姿勢、提出物等の平常点
なお、6回以上の欠席は単位を認定しない。
再試験 ---