1. 授業科目資料

書道教育コース

シラバス

 
科目名 書道科教育法I
開講学年・学期 3年前期
担当者 中根 海童
授業の到達目標及びテーマ 学習指導要領に基づき、21世紀の国際社会に生きる日本人を育成するということを踏まえ、その方針を確認し、芸術科書道のあり方を考え、その指導方法を学習し、教育現場でスムースに対応できるようになることを目標とする。
授業概要

学習指導要領を基本に書道教育の意義・目標の確認と教育実践における留意点を確認し、実践に即した教育方法を具体的な形で学習する。そして主だった古典の臨書の技量向上を図る。後半では指導案の作成法も学ぶ。
また、新学習指導要領の解説も加える。

シラバスの到達目標 高等学校「書道」教科書掲載の代表的古典について確認し、指導のポイントを理解できる。また、指導案作成方法についても理解する。
授業計画 1  導入―教育とは一体どのようなことなのか?その基本的な考えを書道を通して考える。
2  教育課程の意義及び編成の方法について基本的な項目と確認し、今後の教育のあり方について考える。
3  「書道教育の意義」と「書写書道教育の目標」について基本事項を確認し、教育目標を明確に捉える。
4  書道教育の変遷についてその歴史を踏まえ、21世紀の書道教育はいかにあるべきか考える。
5  学習指導要領・芸術科書道Ⅰを中心にその具体的な内容を確認し、指導のポイントを 明確にする。①
6  学習指導要領・芸術科書道Ⅰを中心にその具体的な内容を確認し、指導のポイントを明確にする。②
7  学習指導要領・芸術科書道Ⅱを中心にその具体的な内容を確認し、指導のポイントを明確にする。①
8  学習指導要領・芸術科書道Ⅱを中心にその具体的な内容を確認し、指導のポイントを明確にする。②
9  学習指導要領・芸術科書道Ⅲを中心にその具体的な内容を確認し、指導のポイントを明確にする。
10 学習指導要領に基づき指導方法展開について、指導例を提示し問題点の確認と対策について考える。
11 指導案作成について①(指導計画・指導目標・生徒実態との関係におけるそれぞれの設定について)
12 指導案作成について②(導入・展開・まとめの授業展開のポイントを確認と、留意点のあり方について)
13  指導案作成について③(評価にかかわる確認と指導案全体のあり方と注意事項について)
14 模擬授業と指導の実際について(板書事項と板書方法についての確認とその実際について)
15 書写・書道教育は今後いかにあるべきかについて、鑑賞指導も含め様々な角度から検討する。
テキスト 教育図書「書」Ⅰ~Ⅲ
参考書 高等学校新学習指導要領の解説「芸術」(学事出版)
試験及び方法 筆記試験および半紙臨書作品の提出
学生に関する評価 筆記試験・提出された半紙臨書作品および授業への取り組みなどにより総合評価する。
再試験 あり