コンクールに応募してみたい!
でも、なにを応募すればいいか分からない…。ちょっと難しそう…。
そんな方もいるかと思います。
ここでは、どんなものをどの部門に応募すればよいのか、それぞれ3つの部門を詳しく紹介したいと思います。
地域デジタルアーカイブ部門
この部門は主に、地域の産業やイベント、我が家の伝統行事などを記録した作品を募集しています。
例えば、旅行に行った際に撮影した写真や動画、地元のお祭りなど様子、行事の記録などがよいでしょう。
今回は、地域行事の「餅つき」をもとに作成方法を紹介します。
1.初めに、餅をついている様子をカメラやスマートフォンで撮影します。許可が必要なものは事前に許可を取っておきましょう。
2.写真や動画を編集ソフトや編集アプリで編集します。使用する素材はできるだけ様子がわかりやすいものを使用しましょう。
3.応募!!
学校デジタルアーカイブ部門
この部門は主に、学校行事やクラスの活動、クラブ活動などの紹介を記録した作品を募集しています。
今回は、学校行事の「新入生宿泊研修」をもとに作成方法を紹介します。
1.オリエンテーションやレクリエーション、アドバイザーとの対談など研修の様子を写真、動画で撮影します。事前に撮影する許可を取っておきましょう。
2.撮影した写真、動画を編集ソフトや編集アプリなどを利用して作成します。
3.応募!!
デジタルアーカイブ活用部門
この部門は主に、インターネット上で公開されているデジタルアーカイブを活用して創作をおこなった作品を募集しています。
例えば、ジャパンサーチや国立公文書館デジタルアーカイブを活用した学習レポートやプレゼンテーション、オープンデータ等を活用したアプリケーションなどがよいでしょう。
今回は、国語の授業を例にとって活用方法を紹介します。
1.国語の国語の授業や日本史の授業などで古典作品や昔の法令などを学んだとき、それについてもっと知りたいと思ったことはありませんか?そんなとき、ジャパンサーチなどのデジタルアーカイブを公開している機関が役に立つことがあります。
2.例えば、古典の「稚児のそら寝」を授業で勉強し、興味を持ったとします。ネットなどで調べてみると、稚児のそら寝は宇治拾遺物語に収録されていることが分かりました。さらに宇治拾遺物語には、稚児のそら寝以外にもたくさんの話が収録されていることを知りました。そんな宇治拾遺物語の原典を見てみたいとき、ジャパンサーチが有用です。
3.ジャパンサーチの横断検索から「宇治拾遺物語」と検索します。すると、国立国会図書館デジタルコレクションなどのさまざまなデータベースからの検索結果が表示されます。その資料をクリックし、その場で全ページを閲覧できたり、全画面表示できたりします。資料によっては国立国会図書館デジタルコレクションや国立公文書館デジタルアーカイブなどの収録元データベースで閲覧することで、詳しく閲覧できる場合があります。原典を見て、ほかの話を知るきっかけになったり、現代語訳と照らし合わせてみたりするなど、さらなる古典の勉強につながります。
このように、インターネットで公開されているデジタルアーカイブはこんな活用もできます。ぜひ皆さんもやってみてください!