T.Nさん・奥さん 戦後とアメリカ兵

それからまあ、段々段々と時が過ぎて。今の富加駅の前は加茂野駅になっとったの。そこの前に、こういう集積所っちゅうとこになっとってね、そこなにがこれ入れたったっていうと、日本の剣道の防具とか、銃剣術のとか、そういうのが入れてあったんやね。で、結構アメリカ人が、そういう戦争の道具がいれてあったもんで、アメリカ人が来るの早かった。ここへ来るの。で、ずっと大きな車で来てね、調べて歩いとったね。(わしらはね、チョコレートもらったり、ガムもらったり)早かったよ来たのは。終戦直後のほんと早い時。もうそういうとこよーく知っとるんやね。軍隊で使う銃剣術やると防具がいるやら。そういう防具とか、まあなんちゅうかな、毛布とか、そういうものが入れてあったんやないの。たくさん。そやもんで、調査に来たんやね。早かったよ来たのは。(学校の校庭にね、アメリカの飛行機がいっぺん降りたことがあるよ。)学校にもちょっと入れたったね。(私らはさほど深刻やないやら。小さいもんで。やもんで、チョコレートくれるしね、いい人やなと。でもあのころは英語が喋れんかったもんで、野球でも、それこそピッチャーやキャッチャーなんて言葉使えんし)