長良川と信仰
長良川の源流の山々や豊かな流れは,古来より人々に畏敬の念を抱かせ,それが信仰に繋がっていきました。また洪水や,その対処に尽力した人の業績をたたえる思いも今は史跡として残っています。自然と歴史に対する人々の思いが長良川の信仰をつくりました。
長良川の源流の山々や豊かな流れは,古来より人々に畏敬の念を抱かせ,それが信仰に繋がっていきました。また洪水や,その対処に尽力した人の業績をたたえる思いも今は史跡として残っています。自然と歴史に対する人々の思いが長良川の信仰をつくりました。
長良川流域では,一年を通して各地で様々な祭りが開催され,多くの人々が楽しみます。自然に感謝する祭りから,岐阜の歴史をたたえる祭りまで,それぞれに古い歴史とルーツを持ち,そして人々の感謝の心がこめられた祭りです。
長良川流域には,現在も多くの芸能が残り,今日に伝えられています。川を舞台とした能や,治水への尽力をたたえた文楽,雨乞いの踊りなど芸は様々ですが,その根底には流域の自然や歴史が感じられます。
「おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな」と詠んだ松尾芭蕉をはじめ,長良川が織り成す豊かな自然に惹きつけられ,多くの文人が美濃を訪れています。しかし,長良川の自然もまた多くの伝承と信仰を生み,円空はこの地で仏像をつくりはじめました。
美しい自然はそれだけで目を楽しませてくれますが,涼しい川に入ってのヤナや釣りなど,夏の長良川は多くの人出で賑わいます。特に,真っ暗な水面にかがり火が美しく映える鵜飼は,長良川の観光の代表です。
長良川流域には上流から下流まで,多くの学習館が点在し,人々に親しまれています。歴史,信仰,自然,治水などそれぞれの展示が,わたしたちに様々な角度から見た長良川を教えてくれます。