養老の滝

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日本の滝100選のひとつです。古来より、文人墨客にも親しまれてきた名瀑でもあります。
ものすごく近くで流れ落ちる所を見ることができます。その迫力に圧倒されちゃいます!良い撮影スポットがいくつかあるので、撮影も楽しみながら散策してみてください!ただし、山道ということもあり、足場が悪いところもあるので、あまり夢中になりすぎて怪我をしないように注意してくださいね!!

毎年7月1日には観光客の無事を祈る養老の滝開きも行われています。
凉を取るために訪れてみてはいかがでしょうか?

またこの地には孝子伝説があります。

「養老孝子物語」伝説

貧しいきこりである源丞内(げんじょうない)は親孝行な働き者で、毎日山で薪を拾って細々と生計を立てていました。彼の父は病気のために目が悪く、足も悪くて歩くこともできない状態でした。そんな父の楽しみは晩酌でした。そして源丞内も嬉しそうにお酒を飲む父の顔を見るのを楽しみにしていました。しかし、貧しい彼らにはお酒を買えるほどの余裕はありませんでした。
ある日、いつものように山で薪木拾いをして、疲れた源丞内は山のふもとで岩に腰かけて休憩をしていました。そこから滝を眺め、「あの流れ落ちる水が酒であったらなぁ」と老父の喜ぶ顔を思い浮かべていました。そして仕事に戻ろうと歩き始めたとき、疲れもあったのか、岩から滑り落ち気を失ってしまったのです。しばらくして目が覚めると、どこからかお酒の匂いが漂ってきました。慌てて周りを見渡すと、近くの泉から、水が湧き出ており、なめてみると今までお酒を飲んだことのない源丞内でも上等だとわかるほどおいしいお酒の味がしました。これを汲んで帰り、老父に飲ませたところ、とても喜んでくれました。それから毎日、源丞内は父のためにその酒を持ち帰っていました。その酒のおかげか、次第に父は目も足もすっかり良くなり、真っ白だった髪も黒くなり若々しくなりました。

このお酒の話は多くの人に伝わり、ついにはときの女帝、44代元正天皇の耳にまで届きました。元正天皇はその話を確かめるために、源丞内の村までやってきて、湧き出している酒を飲んで、「これは神様の思し召し。親孝行の源丞内の気持ちが天に通じたのだ。」と仰り、その地を「養老」と名付け、年号も養老に改めたということです。

※こちらは、養老公園のWebサイトの孝子物語の紹介をしてあるPDFを参考にして、簡単にまとめさせていただきました。
養老公園のサイトでは文章だけでなく、漫画や動画でも養老伝説についてもっと詳しく知ることができます。
また、PDF内の文章は岐阜の方言で書いてあるので、そちらも知ることができると思います。
とても興味深いお話です。
「施設案内」の「養老公園とその周辺」のページ内に孝子物語の紹介がありますので、是非御覧ください!
養老公園のWebサイトへ

道中の自然も雄大です。秋には紅葉も美しく、四季折々の姿が楽しめます。

私たちが行った頃は紅葉もしていなかったのですが、写真でも分かる通り青々とした自然が溢れていて、木漏れ日も心地よかったです。
散策するのにもピッタリのスポットですが、道は整備されているものの、山道なので歩きやすい靴で行くのをおすすめします。私たちも自粛中だったこともあり、体力も低下していたのか、結構疲れちゃいました…。けれど、周りの自然に癒されながら楽しく歩くことができました!

是非とも、楽しみながら散策してみてくださいね!

所在地:〒503-1267  岐阜県養老郡養老町高林1298-2 

アクセス:JR大垣駅より養老鉄道・養老駅下車徒歩10分

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