霞間ヶ渓は桜の名所として有名で、全国さくら名所100選にも入っています。
さらに、国の名勝と天然記念物、どちらにも指定されています。
「霞間ヶ渓」という名は、春になって桜が咲くと山が霞がかったように見えることが由来だそうです。これは霞間ヶ渓に咲いている山桜と大山桜によるもの。山桜や大山桜は葉がついた後に白い桜の花が咲くため、輪郭がくっきりせず霞のような幻想的な風景になるのです。
もともと霞間ヶ渓は「鎌ヶ谷」でした。その昔、芝や薪、飼料・肥料用の草刈り、田畑の水源などに利用され、人々の生活に欠かせない場所でした。同時に、斜面の急な池田山ではよく土砂崩れが起こっていたそうです。そこで土を固定させるために桜を植えたのが始まりだといわれています。今では池田山フェスタや池田サクラまつりなど、地域を盛り上げたり人とのつながりを作ったりする存在となっています。
敷地内には茶畑の一部が花畑として開発され、1年を通して季節の花が楽しめるようになっています。
シバザクラ、カワヅザクラ、シダレザクラ、ドウダンツツジ、キリシマツツジ
アジサイ
イロハモミジ、ドウダンツツジ、キリシマツツジ
カンツバキ