郷土館へ
チーズケーキを食べた後は、大垣城にいきました。
歩いて25分くらいだったと思います。
大垣城の中も気になりますが、まずは郷土館に行ってきました。
大垣城を通り過ぎ、大垣公園の西側に郷土館を見つけました。
大垣市郷土館は大垣藩主戸田公入場350年を記念して昭和65年(1985年)に開館した郷土館です。
歴代の大垣藩主戸田公の顕彰を中心に、郷土の美術品などが展示されています。
この黒くて古い塀と門が目印です。
(旧戸田鋭之助邸正門 附船板塀 https://www.city.ogaki.lg.jp/0000019557.html
↑写真のほうがわかりやすいです)
この塀は船板塀といって、大垣城主戸田氏の家臣宅のものをそのまま使った歴史のあるものなんだそう。
市の需要文化財にも指定されています。
門をくぐると、綺麗なお庭がありました。
職人の方が手入れをしている本格的な庭です。
着物を着た方が写真撮影をしてしました。
過去にはここでフラダンスを踊った方もいたそうです。
入口には検温器と消毒が置かれ、感染症対策が行われていました。
郷土館内 玄関ロビー
館長さんに郷土館を案内していただきました。
郷土館に入ると、大きな屏風がありました。
関ヶ原の戦いを描いた1600年代の屏風です。
(展示されているのは前哨戦である大垣で行われた杭瀬川の戦いの部分)
もう一つ、1800年代に描かれた屏風も見せていただきました。
1600年代のものには徳川家康が描かれていますが、1800年代のものには徳川家康が描かれていないんだそうです。
郷土館内 戸田公顕彰室
戸田公顕彰室では、歴代藩主の肖像画が所縁の品とともに紹介されていました。
写真は初代、戸田氏鉄の展示です。
肖像画の下にある家紋は戸田家のもので九曜紋と呼ばれています。
郷土館だけではく、大垣城のあちこちにもあるので、ぜひ探してみてください。
また、氏鉄が関ケ原の戦いや島原の乱で身に着けた甲冑も展示されています。
9代戸田氏正の正室(島津家出身)が持ってきた箪笥もあり、島津家の家紋が書かれていました。
郷土館内 美術室
美術室の展示は時期によって変わるそうで、行ったときには大垣市墨俣の画家である長谷川朝風の絵画が展示されていました。
郷土館内 郷土歴史室
郷土歴史室では、県指定重要文化財でもある朝鮮軕の装飾品や、大垣に縁のある偉人が紹介されていました。
郷土館内 ホール
展示室の前には、菅原軕の精巧な模型や江戸時代の大垣城下のジオラマなどが展示してありました。
最後に
郷土館の展示は年に7回ほど入れ替えが行われるそうです。
記事に紹介した展示は行く時期によって変わっているかもしれないので、その点はご注意ください。
歴代戸田藩主や大垣の美術品などから大垣の歴史に迫れる大垣市郷土館。ぜひ行ってみてください!